efoで生年月日はどう扱うべきか

ウェブサイトで利用者の途中離脱を減らす対策として注目されているのがefoです。efoの手段には様々なものがあり、中でも入力項目を減らすのは簡易かつ効果が高いことで知られています。しかし入力をしてもらわないと困る項目もあります。

例えば生年月日も、サービスを提供する上で必須となりやすい項目の1つです。そこでefoの実施において、生年月日のような扱いの難しい項目はどうしたら良いか見ていきましょう。

efoとは何か?その目的は

efoとは、Entry Form Optimizationの略であり、日本語に訳すと入力フォーム最適化と呼ばれています。性別や年齢といった属性を問わず、ウェブサイトの利用者の多くは入力フォームページで途中離脱します。

離脱率は様々な条件で変化しますが、あるefoツール会社の調査では、60%や70%を超える数値も出ています。この離脱を防いでコンバージョン、つまり成約まで利用者を誘導するのがefoの主要な目的です。

コンバージョン率を高めるためのefo!無料ツールはある?

生年月日は利用者が入力を嫌いやすい

冒頭で生年月日は入力項目の中でも扱いが難しいと述べましたが、その理由はユーザーが入力を嫌いやすいためです。そのサイトのサービスを利用する上で、相手側に自分の年齢や生まれた月日を知らせたくないと考える人は少なくありません。

生年月日を暗証番号や他のサイトのパスワードに用いているため、セキュリティ上の理由から入力を嫌う人たちもいます。また入力そのものが面倒だと感じる人も当然存在します。これらの理由もあって、生年月日はefoを行うにあたって慎重に取り扱う必要があります。

そのためウェブサイトでサービスを提供する時には、生年月日の入力が本当に必要なのかどうかを吟味し、その上で最適なefoを実施しないと離脱率を下げることはできません。

入力フォームから生年月日を外した方が良いケース

最適なefoは、それぞれのサイトの構成やサービス内容、利用者層などによって異なります。ただefoの効果を考えれば生年月日の入力項目は無い方が当然望ましいと言えます。なぜなら入力項目が少なく、その作業に掛かる必要時間が少ないほどコンバーション率は上がっていくためです。

そこで入力フォームから生年月日の項目を外した方が良いとされるケースを挙げていきます。まず1つ目は、本人確認を不要とするサービスを提供している場合です。ECサイトのように金銭のやり取りが発生するような場合は、セキュリティ上の理由からも本人確認は必須になります。

しかし本人確認が不要なサービスであれば、生年月日の入力は必ずしも利用者にとってメリットになるとは限りません。例えば素材サイトのようにトラフィック制限などのために会員登録をさせたいが、それ以上の情報はサイト運営上不要なケースでは、生年月日はもちろん氏名住所なども入力させないのが一般的です。

2つ目のケースは、秘匿性を重視しているサイトです。一例を挙げると、情報発信系のサイトなどがそうです。こういったサイトの多くは利用者から情報を匿名で収集しています。その際に入力フォームで生年月日などの個人情報を多く求めるとどうなるでしょうか。

当然途中離脱率が上がり、本来得られるはずの情報も得られなくなります。このケースでは、efoに際して返信用のメールアドレスといった最小限の入力項目のみを用意し、それらが簡易に入力できるように工夫を凝らすのがベストです。

そして3つ目のケースが、生年月日を用いたマーケティングリサーチが不要な場合です。入力フォームを通して集めた個人情報は、メインユーザー層を調べたりと、マーケティングリサーチに活かす企業が多く見られます。

その結果、より良い商品やサービスを提供できることもありますが、マーケティングリサーチが不要ならばわざわざ生年月日を収集するメリットも薄れます。

efo後も生年月日を入力させた方が良いケース

多くのサイト利用者にとって生年月日の入力は忌避されがちなため、efoではそれらの入力は極力させない方が良いとされています。しかしサービスを提供する上で、どうしても生年月日をユーザーに入力してもらう必要性が生じることも少なくありません。

そこでefo後も生年月日をユーザーに入力させた方が良いケースについて見ていきます。具体例としては、アンケートサイトもefo後も生年月日の入力が必要です。

現在のアンケートサイトは、登録ユーザーの属性に基づいて選別的にアンケートを配信するのが一般的です。

例えば育児のアンケートならば女性で20代から40代を対象に配信するといった具合です。そのため生年月日の情報はアンケートサイトにとっては必須であり、efoに際してはユーザーの負担を減らすプルダウンメニューを導入するなどしてウェブサイトを構築します。

またパスワードを再発行するシステムを導入する場合も、生年月日の入力が必要になるケースがあります。生年月日を認証キーとすることで、パスワード再発行用のフォームに誘導したり、メールを送信する方法が定着しているためです。

しかし生年月日をサーバ上に保存することで、セキュリティリスクを管理者も抱えることになるため、判断は慎重に行う必要があります。

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生年月日のefoの種類

実際に生年月日の項目のefoを行う場合は、先に挙げたように入力項目そのものを無くすのがもっとも簡易な方法ですが、それ以外にも方法は複数あります。一例を挙げると、入力補助を導入するのも有効なefoです。例えば生年月日の月日の項目はゼロパディングを強制することが多いですが、これも入力補助で自動で「0」を入力してあげると利用者の負担を減らせます。

もし8月生まれならば「08」と入力するところも、「8」と入力するだけで済みます。プルダウンメニューの導入も効果的なefoです。多くの利用者にとっては数字を直接入力するよりも、選択式で選べた方が楽なためです。

4桁の西暦を入力するよりもメニューから選択した方が早い上に、誤入力が減らせるというメリットもあります。またスマホといった様々なデバイスからのアクセスが増えている現在では、パソコンからのキーボード入力に特化したUIは嫌われています。

マルチデバイスに対応させたウェブサイトを構築する上でも、プルダウンメニューは欠かせません。さらに生年月日を詳細に入力させないのも、離脱率を下げる上で効果的な手段です。入力を生年のみにしておく方法や、30代や40代といった年齢の大まかな情報のみを入力してもらうなどです。

ユニークなefoとして、生年月日ではなく星座を入力させるといったものもあります。これならばユーザーの心理的な負担も大幅に少なくて済むため、コンバーション達成率の大きなアップが望めます。